QlikViewではSet分析を行うことができます。
Set分析では、オブジェクトやチャートにおいて選択範囲を細かく指定することができます。
Set分析を活用することで例えば以下のようなことができます。
・前年対比など複数期間の比較
・計算式における項目値の制限
・現在の選択条件のを無視したり、いずれかの条件のみを含む用な数式
・累計計算やYTD(Year to Date)の計算
■ コンセプト
コンセプトは非常にシンプルです。
※ $ - 現在の選択値
※ 1-$ - 除外値
※ 1 - 全体
Set 分析を表現する為に、括弧のすぐ後ろに {SET数式}として式を追加します。
例 ($) - Sum({$}売上金額) - 現在の選択値の売上金額
例 (1-$) - Sum({1-$}売上金額) - 現在の選択値、除外の売上金額
例 (1) - Sum({1}売上金額) - 全体の売上金額
SET関数で使われる項目を記入時、「$」記号の直後に 「<>」記号を記入します。
例 ($) - sum({$<支店名={“九州支店”}>}売上金額) - 九州支店の売上金額
数式を理解しやすいように複数行に分けると以下のように表現できます。
sum(
{$
<支店名={“九州支店”}>
}
売上金額)