以前のSet分析の記事では、基本的なSet分析な仕組みと方法を紹介いたしました。
今回はもう少し詳細にSet分析を紹介し、Set分析を使いこなせるようにしていきたいと思います。
※Set分析の用途
・前年比などの複数期間の比較
・全体数から項目値の制限
・現在の選択条件のものを削除したり、いずれかの条件のみを含むような数式
・累計計算や、YTD(year to date)の計算等・・・・・。
全体として塊のあるデータやテーブルから、ある数値を抜き出す際に重要な方法です。
Set分析はsum(*)関数とcount(*)関数等ありますが、今回は、count(*)関数を紹介します。
Set分析におけるcount(*)関数は、
例えば、男女の対象者数を求めたい場合、
Count({<男女区分={“男}>}性別)
とすると、男性の数だけ求めることができます。
まず、Set分析の書き方を説明します。
①Count( ID) ※Count関数でIDの項目を数える。
②Count({< >} ID) ※変数を入れる括弧を作成
➂Count( {<変数名={”値”}>}ID) ※変数を入力
というような構成変数名を使用します。
①は通常のCount関数の形です。
②のように、Count文の中に{< >}に条件を指定しています。
➂は、set分析で、変数の値を条件を指定してます。{<変数={“値”}>}
という形で入力します。
絞り込み方法①・・・不等号を使う
身長が180cmの以上の人を求めたい時には
Count({<身長={“>=180”}>}ID)
という形で入力します。
絞り込み方法②・・・・複数の変数を条件で絞り込む。
身長が180cm以上かつ体重が70kgの男を求める。
Count({<身長={“>=180 “},体重={”70”}>}ID)
と入力すると抽出できます。カンマ区切りで身長、体重の条件を入れ込む。
絞り込み方法➂
身長が180cmの以上の割合を求めたい時には
Count({<身長={“>=180”}>}ID))/Count(ID)
として、後ろに、/Count(ID)を入れてしまいます。
という形で絞り込みできます。
Set分析のSet修飾子やSet演算子についてはまた次回以降「Set分析その③」として
紹介していきたいと思います。